2年ほど前に「20周年なにしよう?」という話題が持ち上がって以来、検討を重ね、プロジェクトチームを作り、とうとう実現したハワイ旅行でした。
正直、若い女性が大半を占める我々のような職種で、一致団結して大きなイベントを成し遂げるのはなかなか難しいことなのですが、前回の東京旅行から数えて、開院20年間で2度めの医院旅行として成功させることが出来ました。
ご存じの通り私たちの職場は女性が大多数を占めます。
それを考えるとなかなか信じがたいことかもしれませんが、仲違い、派閥、いさかいが全くと言っていいほどありません。
私たちは私たちの組織文化を「ファミリー・カルチャー」と呼んでいますが、第2の家族、と言っていいような関係で結ばれています。
もちろん、ここに来るまでには数々の紆余曲折がありました。
ですが、チーム作りを全員で学び、互いを尊重し助けあう文化がいまでは完全に定着しています。
その上でさらに「理念経営」がほぼ達成されていたと言っていいと思っています。
そして医院理念さえも全員で考えだしています。
しかし、それを達成する必要があったのは何よりも患者さんのためでした。
スタッフが職場の中に自分の存在場所を見つけ臆することなく十分に力を発揮できることで、ほんとうの意味での患者さん寄りの診療体制ができるからです。
経営学的に言えば
「ES(従業員満足)なくしてCS(顧客満足)なし」
という考えを徹底して浸透させた、ということになります。
ハワイ旅行の内容はあわせてお伝えしたいと思いますが、そうやって達成したハワイ旅行ですから、私たちにとってはとても大きな意義のあるものでした。
歯科医院ですからもちろん患者さんにご来院いただけなければ存在さえも立ち行きませんし、いまでも多くの患者さんが紹介で来院してくださいますが
そうやって
【私たちを紹介してくださる多くの患者さんあっての私たちである】
という気持ちと、思いを、今後もしっかり持ち続けたいと思います。
今回は、私たちが楽しむイベントとしての企画でしたが2015年は、この20周年の一年間はこれからも様々なイベントを通して皆様への感謝の気持を表現していきたいと考えています。
またさらに、25周年、30周年に向けて、皆様からの叱咤激励をいただきながらますます組織としても成長していきたいと考えていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
医療法人ゆたか
理事長 渡辺 豊