Yes! Dental Office 歯科医師の小川です。
今回は、先日参加してきたセミナーの話をさせていただきます。
先月より、JIPI(Japanese Institute of Periodontology & Implantology)という“歯周病治療及びインプラント治療”を重点的に学ぶセミナーに参加させていただいております。
講師である牧草一人先生は、臨床医でありながら研究者でもあり、科学的根拠に基づいた歯周病治療やインプラント治療に関する最新の知見や技術をじっくり教えてくださいます。
全部で8回あるこのセミナー、その初回を受講しに京都まで行ってまいりました。
初回の講義の目玉の一つに、「最新の抜歯の判定基準」があります。
安易に抜歯せず、歯を保存するにはどうすれば良いのか。
より優れた保存治療を行うには、どのような考え方が必要か。
抜く、抜かないの明確な基準はどこにあるのか。
歯を抜かない先生は果たして本当に優しい先生なのか。
様々な疑問に対して科学的根拠に基づいた解説をしてくださいました。
残念ながら重度の歯周病は抜歯となることが多いです。しかし、中等度の歯周病は治療方法によっては長く残せる場合もあります。
残せる可能性がある歯をしっかり残せるよう、最新の知見や技術を学び、皆様に還元していきます。