わたなべ歯科クリニック往診専門歯科衛生士の金尾直美です。
現在では歯科の訪問診療もよく聞かれるようになったと思いますが、歯科と言えば、虫歯の治療に通う・メインテナンスに通うという、患者さんが歯科に行くイメージがまだまだ強いと思います。
実際私も歯科衛生士学校を卒業後、患者さんに来院していただく側で勤務をしていました。
そんな私がなぜ伺う側の往診歯科衛生士となったのか?
ある時ふと、将来自分の両親・主人の両親を介護するとなった時に、知識があるのと無いのでは絶対違うはず!と思い一念発起、介護職員基礎研修の受講をしたのが大きなきっかけでした。
介護について知識や技術を基礎からみっちり学び、その中でも「歯科・口腔機能は全身の健康にも大きな影響を及ぼす」と口腔ケアの重要性を学んだ時、もっと深く知りたいと思ったのを今でも覚えています。
実際の介護現場にも実習に行きました。その時初めて、歯科衛生士が口腔ケアを行っている場面に出くわしたのです。とても惹きつけられるものがあると同時に、歯科に通いたくても通えない方がいることや自分の歯を自分で磨けない方もいるという現実を知り、複雑な思いになりました。
その後、無事に介護職員基礎研修課程を修了した私は、偶然にも病院内の歯科に勤めることとなり、週の1/4は病棟を回り口腔ケアに携わるうち、今まで味わった事のないやりがいを感じ、自分から患者さんの元へ訪問する往診をメインに仕事がしたい‼と強く思うようになり、様々なご縁があり、現在わたなべ歯科クリニックで往診をさせていただいております。
その中でも肺炎予防に効果のある口腔ケアに重きを置き、毎日頑張っています。
入職してからもうすぐ1年が経とうとしていますが、たくさんの患者様の元へ伺わせていただき、人生の大先輩方から学ぶことは数知れず、人生いつまでも学ぶことを痛感し、日々やりがいを感じながら楽しく訪問させて頂いている事、そこに関わる全ての方々に感謝の気持ちを忘れず、これからも励んでいきたいと思っています。
そして今後もまだまだ学び続け、患者様・ご家族様に寄り添い、一日でも長くお口から美味しく楽しく食べていただけるよう、全力でサポートするため努力してまいります。